会津慶山焼・季節の器のご提案
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ここは、2013年09月の記録です。

慶山焼へようこそ
9 月 * 甦る 氏郷 -うじさと- 愛用の やきもの *

今から420年前、蒲生氏郷の入城により会津の伝統産業は花開きます。
お城の再建のため、屋根瓦を焼く窯場として慶山焼の歴史もここからはじまりました。
さらに「土地を豊かにし 商いを盛んにし 領民を幸せにする」というプロジェクトから
「会津十楽(税を課さない自由な商い)」が営まれ、華やかで賑やかな時代を迎えたのであります。

この十楽がこの度、鶴ヶ城に復活いたします。
蒲生氏郷公が作り上げ、会津固有の制度であった経済と文化が融合した経済・文化振興策。

慶山焼では器の制作依頼を受け、氏郷の世界を紐解き、陶工たちが手掛けた器のご紹介です。



【 馬上杯 -ばじょうはい- 】
馬上杯

馬の上で祝杯を挙げるための酒器。
氏郷は普段から馬上杯を腰に提げ、
戦場で愛用していたそうです。
持ち手が握りやすいよう、高台は高く
深めの盃でお酒をこぼさぬ工夫があります。
そしてキリシタン大名、レオ氏郷(洗礼名)を印す
十字架の模様が描かれました。
復刻版、-会津南蛮馬上杯-
「十楽」会場にて限定販売されるそうです。

馬上杯つくり
【 茶香炉 -ちゃこうろ-  】
茶香炉

利休七哲の筆頭に挙げられ
茶道に深い理解のあった 氏郷。
その茶文化が受継がれ、毎月7日には
茶室・麟閣にて月釜が催されております。
十楽では茶の香の楽しみへと誘います。
香炉からこぼれる蝋燭の炎、揺れる灯りにも一工夫。
香と光に気持ちも す~っと癒されます。
ぜひとも会場で体感いただけましたら幸いです。

茶香炉つくり

さらに【十楽】開催の翌週、21~23日には【会津まつり】が繰り広げられます。
今年は大河ドラマ「八重の桜」を記念して「会津藩の誕生」・「会津戊辰戦争」をテーマに物語性のある時代絵巻になるようです。
ぜひ、9月は会津の歴史と文化にたっぷり浸っていただけますように…。

外部リンク
会津十楽
・ 会津まつり公式HP 会津若松観光ナビ