会津慶山焼・季節の器のご提案
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ここは、2016年03月の記録です。

慶山焼へようこそ

3月 * 春を告げる器 *

蕎麦猪口
会津に春を告げる、会津彼岸獅子。
三匹の黒い獅子たちが 古式ゆかしい舞いを披露する
会津の伝統芸能です。
春彼岸の間、家々を回る獅子団の
笛、太鼓のお囃子が聞こえてくると
子供たちの獅子を追いかける
元気な声が聞こえてきます。

お彼岸が過ぎると 庭木の雪吊りや雪囲いを外し、
光と風を通して いよいよ春の準備がはじまります。
さあ、お家の中へも春を招き寄せお祝いしましょう。

桜文煎茶碗

 【 雲絵 蕎麦猪口 】

浮き立つ雲を図案化した おめでたい絵柄。
     春光を紅、黄、薄緑の鮮やかな色絵で描いています。
     蕎麦猪口はもともと茶碗や小鉢などとして多様に使えるよう
シンプルな形をしておりますので、
香り高い珈琲を淹れたり
早春のほろ苦い味覚などを盛り付けて
めくるめく春に楽しんでいただきたいと思います

 【 桜文煎茶碗 】

桜の花びらを器全体に鏤めた 粉引の煎茶碗。
やわらかな桜ふぶきを表現したくて
白泥に赤呉須を差した上から釉を掛け 花びらを染み透らせました。
高台の高い器は お客様のおもてなしや
ハレの日の席にも さりげない心くばりとして・・・

 【 口付き酒差 ・ 起上りぐい呑 】

酒差しに 注ぎ口をつけ、脚をつけたら
まるで小鳥みたいな かわいらしいものが生まれました。
(昔、縁日の露店でよく見かけた水のみ鳥の振り子を連想させるからでしょうか・・・)
ついつい傾けてしまいたくなる愛嬌振りです。
揃いの ぐい呑も七転び八起きの丸っこい形をした
起上りぐい呑と遊び心がいっぱい。
白酒、花見酒まで
春から活躍しそうな酒器たちです。

口付き酒差